ドライアイ（マイボーム腺機能不全）

IPLによるドライアイ治療

　涙液層は、油膜と水・ムチン層の３層からなります。マイボームから分泌される油層は涙液の表面にあり、涙の水分蒸発を抑えて正常な涙液層を維持させる働きをしています。
このマイボーム腺の機能が何らかの原因で低下している状態をマイボーム腺機能不全といい、ドライアイの原因の一つであるとわかっています。

　マイボーム腺機能不全を改善する新たな治療法がIPL（Intense Pulse Light）光線療法です。IPLと呼ばれる特殊な光を瞼に照射します。照射の際、一時的に皮膚深部まで届いた光がマイボーム腺周辺の組織や毛細血管に作用し、マイボーム腺の詰まりを溶かし、炎症を抑える効果があります。

　マイボーム腺機能の改善を目指しますが、その効果は眼の状態によって異なります。

※本治療は自由診療のため、健康保険と同日の混合診療はできません。
本治療と関係のない点眼処方や検査は、別日でのご案内になりますのでご了承ください。